ぼんやりしてます

ちょっとした体調不良につき、毎日ぼんやり暮らしています。
ああ、やる気は一体どこに落としてきてしまったのでしょう……。

製本作業をしようにも、プリンタのトナーが切れて印刷が出来ない状態に。
困ったなぁ……。買いに行かないとならないけど、遠いんだよなぁ……
だから残りはあと文庫20冊、A5版30冊ほど、トナー待ち。

それにしても熱くなってきたから、全部手作業は辛いねぇ……(^^;)



ここ数日の読書

雲のむこう、約束の場所/原作:新海誠 著:加納新太

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新海誠のアニメのノベライズ。
戦後、北海道と本州に分断されてしまった日本。
元ソ連で今はユニオンという名の大国が支配する北海道には、軌道エレベーターを思わせるような真っ直ぐ空へと伸びる白い塔がある。海を挟んで青森側に住む高校生ヒロキとタクミは、二人で白い塔を目指すべく、飛行機を作り始める。飛行機づくりに明け暮れる二人の前にサユリという名の少女が現れたことで、白い塔は三人の約束の場所となった。だがサユリは二人の前から姿を消し、二人は夢を投げ捨てた。それぞれに失いつつも、約束の地へと辿り着こうとする三人の物語。

とにかく綺麗だった。文章がどうだったとかそういうことは全く記憶になくて、目の前に広がった光景を見ている感じ。読み終わったときには完全に映像として一本見終わった気分だったから、本を読み終わったのとは違う感覚を味わえた。元々はアニメだそうだけど、そちらを見たことが無いから、頭の中のこの光景を補完するべくアニメを見るべきか悩む。だって想像だけで充分綺麗だもの。



妙なる技の乙女たち/小川一水

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赤道直下、リンガ島に作られた軌道エレベーター。それを中心にリンガに巨大な宇宙関連都市が生まれた。そこで働く女性たちの、年月を越えた連作短編。
収録作品
天上のデザイナー/港のタクシー艇長/楽園の島、売ります/セハット・デイケア保育日誌/Lift me to the Moon/あなたに捧げる、この腕を/the Lifestyles Of Human-begings At Speace
女性向けの雑誌、アスタに連載されたもの。
女性向きだからなのか、何だか恋愛がらみが微妙な感じかな。
「楽園の島……」と「セハット・デイケア……」は、結構好き。
女性が頑張る話を書くために、相当未来のこの都市に根強く残る男尊女卑というのが、微妙に嫌かも知れない。でもさすがは小川一水氏、なるほどと思うところは多かった。とくにラスト一本は「そうだよなぁ……」とうならされた。



ジェネラル・ルージュの凱旋/海堂尊

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田口&白鳥シリーズ第三弾。
東城大学病院救急救命センター長速見は、ジェネラルの異名を持つ、凄腕の救急医であり、不定愁訴外来の田口とは大学時代からの友達である。リスクマネージメント委員長も務める田口の元に、とある一枚の内部告発文書が送られてきた。それはジェネラル、速見の不正収賄をこくはつしたものだった。志し高く、高潔な速見が不正収賄に絡んだとは信じられず戸惑う田口が対抗勢力と牽制し合いつつも、真相を探り当てていく。

という話なんだけど、この話が何故か前作「ナイチンゲールの沈黙」と同時期に発生している物語で、しかも二人の看護婦による裏と表みたいな作りになっている。
独立した物語の方が、治まりがよかっただろうし、魅せられた気もするんだけど、何だか「ナイチンゲールの沈黙」の方の話が絡んでくると、一気にトーンダウンしてしまって流れが滞る印象。もしかしたらこの二本は作者的に長い一本の長編にしたかったんじゃないだろうか。そしてナイチンゲールと交互に書きたかったんじゃないかな。時折「あとはナイチンゲール参照」的に描かれる部分を元と組み合わせたら、きっと上下巻の凄く長い話になったのだろう。
とはいえ、大学病院や総合病院の抱える、医療費問題、医者不足、リスクマネージメントなど、色々な事がとても参考になる。これは病院サイドから見た話であるを、最後に出てきた弁護士のひとことで思い出したけど。
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