本の感想ばっか、たまった

だから本当に本の感想のみです。ごめんよ。
最新11巻はいま155ページまで。ようやく半分を超えたかな?
でもなんだか先が見えない展開に。
フランツが勝手にあんなことを言い出したので、どう収集しようか悩み中。
作者に内緒でいろんな裏設定を決めるの、やめてくれませんか君たち……onz

最近の読書

奇談収集家/太田忠司

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奇談を集める男と、奇談を売りに来た人々の話をつづった連作短編集

収録作品
自分の影に刺された男/古道具屋の姫君/不器用な魔術師/水色の魔人
冬薔薇の館/金目銀目邪眼/全ては奇談のために

『求む奇談! 自分が体験した不可思議な話を話してくれた方に高額報酬進呈。ただし審査あり』
こんな不思議な広告が新聞に載った。自分の経験した話をただ信じて貰いたい人、謎を解いて欲しい人、高額報酬につられて話を売りに来た人、sまざまな人が奇談を売りに奇談収集家のもとを訪れるという話。
一つ一つが独立した話で、全て奇談を売りに来た人物の一人称で語られる物語。繋がっているのは奇談収集家のみなのだが、最後の最後でしてやられる感じ。確かにどことなく不思議な感覚でいるのだけれど、最後まで読んで初めてその違和感の原因に気が付くという仕組みが面白かった。全体的にどことなくぼんやりした薄明かりの隅に潜む、闇のようなものを感じる作品ばかりで、私はこういうのが好きだから面白かった。


黄昏という名の劇場/太田忠司

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追放されし黄昏の国を思い、恋い焦がれる男が、恐怖と憧れを持って黄昏時に空を見上げたとき、どこからともなく現れた人々が彼に物語を語り出す。
という趣向の連作短編

収録作品
人形たちの航海/時計譚/鎌の館/雄牛の角亭の客/赤い革装の本
憂い顔の探偵/魔犬/黄昏、または物語の始まり

全ての作品の始まりに黄昏に恋い焦がれる男が出てきて、そこに一人の人物が出てきて自分の知る物語を彼に語り出すという話は、前出の奇談収集家と似たような作り。ただこちらの方が物語の深みがある。時にファンタジーであり、時に幻想文学的であり、そして推理小説でもある。その上話の裏に広がる暗い闇の深さに圧倒される気がする。私は奇談収集家よりもこっちが好きかな。
特に『鎌の館』が印象に残った。人生に敗れた女性数学者と、やせこけた虚ろな目をした侯爵、そしてその息子で美貌の天才少年。気が付けば女性数学者は数学的な法則に則って作られた、美しい庭園と、館から逃れられなくなっている。数学の法則が幾つも語られるのだけれど、その数学の法則が語られることがやけに艶めいて感じられるのは、私の気のせい?
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