色々停滞中

なので特に書くことはないんだけど、何となく読んだ本の情報を上げてみたりする。
本の感想を書きつづっているだけのブログを誰か読んでいるのだろうか。
ちょっと疑問。
まあ、自分の記憶用に書いていると思えばいいか。

本日の読書

江戸川乱歩全集第3集 陰獣

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収録作品
踊る一寸法師/毒草/覆面の舞踏者/灰神楽/火星の運河/五階の窓
モノグラム/お勢登場/人でなしの恋/鏡地獄/木馬は廻る/空中紳士
陰獣/芋虫

そのうち「五階の窓」と「お勢登場」は未完。というか出だしだけしかない。空中紳士は合作物で、読みづらいし乱歩っぽくなくて読み通せなかった。収録されているほとんどは相当な短編で、中には少し眺めのショートショートというものもある。
収録作品の中でも有名なのは数本で、それは前に角川から出たホラー文庫で読んだことがあった物ばかり。探偵小説だけどホラー文庫で出てたんだよなと、思い出した。
それにしても、読みながら時にゾッとさせられる薄暗がりの描き方は、さすが江戸川乱歩としかいいようがない。私は外国の翻訳小説を読むのがとっても苦手だから、古典といえば乱歩みたいになっているんだけど、本当にすごいと思う。


日暮らし・上下/宮部みゆき

higu


ぼんくらに続く、江戸人情物で、同じく八丁堀の旦那こと平四郎が主人公のシリーズ。八丁堀の旦那こと井筒平四郎は、面倒くさがりの町方役人で、臨時廻りを務めている。平四郎夫婦には子供はなく、恐ろしいほどの美形で頭の回転がいい13歳の甥っ子、弓之助を養子にと考えている。
そんな彼らの前で色々な小さい事件が起き、それが大きな事件へと繋がっていく。
というお話。
超絶美形の少年として出てくる弓之助は、耽美系の方が好きそうなクールなキャラでは決してなくて、色々な悩みが出来ると未だにおねしょをしてしまったり、叔父である平四郎に説教臭いことを言ってみたりと、なかなか愛嬌があって面白い。当然主人公である平四郎も、何でこんな事をしないとならないのだとぶつくさ言いながらも、真相を知るためにぎっくり腰になっても捜査を続ける人物。
色々な人々が出てきて、読み進める毎に鮮やかに江戸時代の風景が目の前に広がってくるような、そんな話である。
上巻は連作短編で、読み進めると短編に出てくる人物たちが皆繋がりを持っていること、それが全て繋がって長編になっていくことが分かる。その構成がさすが宮部さん。久し振りに二冊一気読み。
そして気が付いた。
私の一人称の書き方は、どうも宮部さんを無意識になぞっているのかもしれない。
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