ただいま燃え尽き中。

毎度毎度の事ながら、夏コミの長編原稿が終わったから、燃え尽きております。
一ヶ月で330ページ書いたんだから、少々呆けていてもいいかな。
でも製本作業が大量にあるから何とかしないとならないよなぁ。
それに書き終えたとはいえ、まだ誤字脱字チェックと伏線間違いチェック
してないし、完全に終わったとは言えないんですよねぇ……。
それから、CNとGA落ちした長編一本を新刊でだそうと思ってるから、こっちもチェックしないとね。
あ、新刊の表紙をつくんなきゃ。

やることは山積みだなぁ……。
でもどうしてもやる気のない私なのでした。
今週一週間で立ち直らないと、間に合わないぞ。頑張れ私。

あ、へたくそなイラストも一枚描かなきゃ……onz


本日の読書

スカイ・イクリプス/森博嗣

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綺麗だ
濁ったものはここにはない。
なにもかも、
消えてしまったから。
美しい。
空しかない。

透明カバー(森博嗣さんいわく、帯)にあるいつものコピー。
毎回載せていたから、今回も載せてみた。

この夏映画化される『スカイクロラ』シリーズの最新刊で短編集。
収録作品
ジャイロスコープ/ナイン・ライブス/ワニング・ムーン/スピッツ・ファイア
ハート・ドレイン/アース・ボーン/ドール・グローリー/スカイ・アッシュ

ラスト三編以外は、ヨリモとCN25周年記念本に収録されたもの。
どちらも読んでいたから、書き下ろしだけ読もうと思ったけれど、結局最初から全部読む。
何となく今まで遠くにあった何か漠然とした物が、手の中に収まりつつあるような、そんな気持ちになった。
でもやっぱり自分の中で何らかの結論を出すために、もう一度読み直したいなと思う。

このシリーズも押井監督も大好きなので、何となく不安。
あのどうしようもなく透き通った死と空と美を、押井監督はどう表現するのだろう。脚本はせかちゅーの女性だと言うしな。
う~ん、見てのお楽しみ……だよね。


ローマ帽子の謎/エラリー・クイーン

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エラリー・クイーンの国名シリーズ第一弾。
上演中の劇場で、悪徳弁護士が殺された。事件発覚と同時に封鎖した劇場から逃れられた者は一人もおらず、被害者が殺された以降に劇場を出たものもいない。大勢の観客を劇場に引き留めて捜査するものの、何の手がかりも得られないクイーン警視。そして一番重要な手がかりといえる、被害者のシルクハットが、忽然と姿を消したことにクイーンの息子、エラリーが気が付く。劇場のどこからもでることの出来ないはずだったシルクハットはどこに行ってしまったのか、そして観客全てに見られる可能性がある中、彼を殺せたのは誰なのか。

という話。
今回は読者への挑戦で、謎とトリックが解けて嬉しかった!
やったぞ! 分かったぞ! って感じは久し振り。
大体最後まで、むぅ……分からん! とかって唸ってるからね。
短編とは違って、エラリーの周りの人々が詳しく書かれていて面白かったわ。というより、エラリー・クイーンの引退後の生活から始まるとは思いも寄らなかったよ!
だって初っぱなからエラリー&クイーン警視はイタリアの田舎町に隠棲してるし、エラリーは結婚して子供がいてあやしているし、当然ジューナとエラリー夫人が家事しているし!
いや、それはさておいても、禁酒令時代のアメリカがどういう状況なのかが、殺害のトリックにも絡んできていて面白い。あの時代のアメリカを知るには、映画くらいしかないと思ってたけど、こういう形で知るのはとっても新鮮。
でも、ジューナが19歳というのに、微妙に無理がある気が……。
いや、19歳であの無邪気さで、しかもあのクイーン警視への懐きよう、
怪しいっすよ! JETさんが漫画化するときに、ジューナを10歳位にした理由がちょっと分かりました。
やっぱり翻訳物を読むのは通常のミステリを読むのの三倍以上は掛かるね!
実はこれを読んでいる最中に、茅多砂胡×2、柏葉幸子×2、
スカイイクリプス、を読んでたりするんだよね。
有栖川有栖さんが、エラリー・クイーンを訳してくれていたら、こんなに嬉しいことはないのになとか思ったり。
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第一稿、完成!

6月中には仕上げようと、頑張っていた夏コミの原稿が、書き上がりました~!
といっても第一稿で、これから読み返して誤字脱字のチェックをしてから、
一週間ほど冷やしてもう一度読み返しますわ。
読み返した時点で題名を考えよーっと。

それにしても第一稿の時点で、311ページあるって、どうよ?
この間の10巻が最多ページ数で、この巻は軽く短くしようと思ってたのに、
どうしてこう何だか不吉な感じになってるのさ。
しかもこの巻限定のキャラクターが出張るはしゃべるわ……。
収拾がつかなくなったよ(T_T)
その中でも特に問題なのはフランツ!
お前のせいだ。お前がとんでもないことを言いだしたから、
とんでもなく長く、そしてちょっと暗い感じの話になっちゃったんだ!

もし読み返してみて、10巻のリッツよりも、11巻のフランツの方が深刻だったらどうしよう

だれよ、「今回は明るい話です!」とかって断言してたのは!!(私だよ)

このまま行くと、私はオオカミ少年だわ。
もう底抜けに明るい話は書けないのかも知れない。
もしかして根が暗いのかしら……onz

とりあえず、残すは
突撃! 旅路の晩ご飯7
だけになりました。
何故か本編でリッツ視点が異常に少なくて、しかも次巻ではリッツがほとんど出てこない
という状況だから、これはリッツ視点で書くぞ! というより一人称で書くか!?
どうなるかはお楽しみに。

さてさて、明日も早いというのに、ため込んでいたジャンプを読み切って、
しかもスケットダンスで大泣きしたから、そろそろ寝よっかな。
お休みなさいませ。


たいぶ貯まったなぁ……

読書感想が。
こうなったらHPにさかもとの読書ページとか作るか。
誰も見ないから、自分用にだけどね。
それなら一太郎で作って、プリントアウトして置いた方がよさそうだな。
計算表とか作るの好きだから、エクセルで作ってもいいか。

当然、夏コミの原稿が終わってからね。

現在165ページ、あと130ページぐらいかぁ。
キャラが勝手なこと行って暴走しだしたから、どうなるのか先が見えないよ
でもまあ、終着点は決まってるから、何とかなるのかな?

それから、ラノベのネタを思いついてしまったから、11月末合わせで、徳間エッジにでも出してみる予定。
私の萌え要素をたっぷり含んだアクションSFだ! 多分。

勉強しないとならんのに、哲学の資料も買ったのに……。
意志の弱い私……。

そしてまた本を読んでる私。
小説は置いておいて、資料を読もうぜ、おいら……onz


本日の読書

ブレーメンバス/柏葉幸子

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収録作品
金色ホーキちゃん/桃から生まれた/ハメルンのお姉さん/オオカミ少年/つづら/ピグマリオン/三人の幽霊/シンデレラ坂/みなみはエッちゃんが嫌いです/十三支/ブレーメンバス

桃太郎、ハメルンの笛吹などの有名作品を下敷きに、書かれた大人のための童話集。不思議な生き物や出来事が、普通に現れ、それが違和感なく解け合わさった不思議な世界観に、癒されます。


ミラクル・ファミリー/柏葉幸子

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収録作品
たぬき親父/春に会う/ミミズク図書館/木積み村/ザクロの木の下で/「信用堂」の信用/父さんのお助け神さん/鏡よ、鏡/父さんの宿敵

家族の中にあって、いつもは少し情けなく、家族の中での存在感が薄いお父さんたちだけど、子供の頃は当然あって不思議な秘密を隠している。そんなお父さんたちと家族の、不思議でファンタジックな物語。


双方共に、児童文学作家、柏葉幸子さんの短編集。
童話を題材に取りながらも、大人向けに考えさせれられる内容で、心の中で眠っていた何か優しい持ちがほっこりと目を覚ますような作品集。両方とも時にはひやりとする物もある当たりが、大人向けだろうか。当然子供が読んでも面白いと思う。深い意味お汁のは、おそらく大人になってからだろうけど。
私は子供の頃柏葉さんの『天井うらのふしぎな友達』という作品が大好きで、ボロボロになるほど読んでた。この間アマゾンで短編も書いていらっしゃるのを知り、購入。そうそう、こういう短編が書いてみたかったんだよなぁ。やっぱり書けないよなぁ……と、しみじみ思った。人間の深さが作品の深みを生むんだなきっと。
説明ばかりが多くなりがちな自分の文章はきっと、懐が狭いからだろうと反省。
たまには殺伐とした殺人事件ばかりではなく、児童文学を読むのもいいね!

本日の読書続き

夜の展覧会/茅田砂胡

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言わずとしれた、クラッシュブレイズの9冊目。
セントラルの美術館に飾られていた、300年も前の有名画家ドミニクの名画『暁の天使』に描かれているのは、なんとルゥだった。そしてそこには描いた画家によって『まだ見ぬ黄金と翠緑玉の君へ』送ると書かれた手紙が。つまりこの絵はリィのもの? 絵を欲しがるリィが色々な所に掛け合っている時に、なんと『暁の天使』が盗まれた。果たして犯人は? そしてリィは銀河連邦の至宝と歌われるこの絵を本当に手に入れられるのか? 今回はリィの父親アーサーが大活躍だ!
という話。
今回はリィとシェラ以外の超人はほとんど出てこない珍しい話。
その代わりに、普通の人であるリィの父親アーサーと、これまた普通の人であるグレン警部がいい味を出している。あり得ないキャラだが嫌いじゃないな、グレン警部。
超人の数も少なけりゃ、お約束過ぎないし、私は好きだな。
まあ、女王と海賊の出番がほとんど無いのが寂しいけどさ。


サイモンの災難/茅田砂胡

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とある老朽化した宇宙船の墜落事故で、白骨化したことから事件は始まる。といっても、それはいつもの面々には関係ないこと。
高校の帰り道でヴァンツァーは突然新進気鋭の映画監督で、少々天然気味のサイモンに自分の映画作りに協力して拝み倒されそうになる。だがヴァンツァーはサイモンが持つ、人を一目見るなりその人物の裏のイメージを見いだして勝手な妄想を膨らませるサイモンを危険視し、追い出そうとするもあえなく失敗。その代わりに監視しつつ映画の手伝いをすることに。そこにいつもの金銀黒が入り乱れ、おまけにサイモンの作品の主演女優は年を思い切り誤魔化し、新人女優になりきるジンジャーだったりと現場は大騒ぎ。ジンジャーがいれば当然クーア夫妻も来るわけで……。
和気あいあいと進みそうな現場だったのだが、一転、映画のお蔵入り話や食中毒騒ぎが起こる。どうも狙われているのはサイモン?
ドタバタの映画撮影の裏で蠢く、陰謀とは何か?
果たして映画は完成するのか?

という話。
一言で言うと……キャラ多すぎだろ!
まあ、これはこれでいいのかなぁ。ご都合主義はもうこの人の味と
気分を切り替えたさ。もうこのまま突き進んでくだされ、茅田さん。
だって冷凍睡眠を使い、ありとあらゆる美容法を試し、考えられないほどの予算を自身の年齢維持のために使い続けているとはいえ、70過ぎたジンジャーが、20歳そこそこの新人女優にばけて、ばれないのは無理だろ!
ま、それが無理じゃないのが茅田流よね。うん。
でもまあ、ノンストップアクション的で面白かったから、
私としてはもうありでしょう。
そてにしてもヴァンツァーって、ディルフィニア戦記の時27歳だったんだな。
このシリーズでずっと高校生だったから忘れてたよ。最後の最後でルゥに元の年齢に戻して貰って車を乗り回してたから思い出したさ。
もうディルフィニア戦記の彼らをすでに思い出せない自分が怖い(^^;)


二冊読んでの感想は……
なんというか、はちゃめちゃぶりがもう『あり得なすぎてつまらん!』
とか『キャラに頼っているだけだろ!』という批判の段階を通り過ぎて、
面白くなってきちゃったぞ、私。
もういいさ、このまま突っ走ってくれ。私も付いていくぞ!
みたいな決意が……(^^;)

頑張って、くださいませ、茅田砂胡さん。 本当に、心から応援してますわ。
とエールを送るってみたりしちゃったりして。

本の感想ばっか、たまった

だから本当に本の感想のみです。ごめんよ。
最新11巻はいま155ページまで。ようやく半分を超えたかな?
でもなんだか先が見えない展開に。
フランツが勝手にあんなことを言い出したので、どう収集しようか悩み中。
作者に内緒でいろんな裏設定を決めるの、やめてくれませんか君たち……onz

最近の読書

奇談収集家/太田忠司

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奇談を集める男と、奇談を売りに来た人々の話をつづった連作短編集

収録作品
自分の影に刺された男/古道具屋の姫君/不器用な魔術師/水色の魔人
冬薔薇の館/金目銀目邪眼/全ては奇談のために

『求む奇談! 自分が体験した不可思議な話を話してくれた方に高額報酬進呈。ただし審査あり』
こんな不思議な広告が新聞に載った。自分の経験した話をただ信じて貰いたい人、謎を解いて欲しい人、高額報酬につられて話を売りに来た人、sまざまな人が奇談を売りに奇談収集家のもとを訪れるという話。
一つ一つが独立した話で、全て奇談を売りに来た人物の一人称で語られる物語。繋がっているのは奇談収集家のみなのだが、最後の最後でしてやられる感じ。確かにどことなく不思議な感覚でいるのだけれど、最後まで読んで初めてその違和感の原因に気が付くという仕組みが面白かった。全体的にどことなくぼんやりした薄明かりの隅に潜む、闇のようなものを感じる作品ばかりで、私はこういうのが好きだから面白かった。


黄昏という名の劇場/太田忠司

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追放されし黄昏の国を思い、恋い焦がれる男が、恐怖と憧れを持って黄昏時に空を見上げたとき、どこからともなく現れた人々が彼に物語を語り出す。
という趣向の連作短編

収録作品
人形たちの航海/時計譚/鎌の館/雄牛の角亭の客/赤い革装の本
憂い顔の探偵/魔犬/黄昏、または物語の始まり

全ての作品の始まりに黄昏に恋い焦がれる男が出てきて、そこに一人の人物が出てきて自分の知る物語を彼に語り出すという話は、前出の奇談収集家と似たような作り。ただこちらの方が物語の深みがある。時にファンタジーであり、時に幻想文学的であり、そして推理小説でもある。その上話の裏に広がる暗い闇の深さに圧倒される気がする。私は奇談収集家よりもこっちが好きかな。
特に『鎌の館』が印象に残った。人生に敗れた女性数学者と、やせこけた虚ろな目をした侯爵、そしてその息子で美貌の天才少年。気が付けば女性数学者は数学的な法則に則って作られた、美しい庭園と、館から逃れられなくなっている。数学の法則が幾つも語られるのだけれど、その数学の法則が語られることがやけに艶めいて感じられるのは、私の気のせい?

夏コミ受かりましたよ~(^^)

ネットの当落検索システムで調べたところ、受かってました!

日曜日 西れー07b  WIND工房です

新刊は三冊予定しています。
当然の事ながら、シリーズ物の11巻。こちらは現在123ページ。何かない限り、発行確実です!
それから珍しく1冊読み切りタイプの、SF料亭物を1冊。CNとSCに落ちた奴。これも発行確実かな。
そして15周年記念本、本編。自分の分は第一稿を書き上げているので、仕上げ待ち。


皆さま、是非是非! 遊びに来てくださいね。お待ちしています~(^^)

…………。

とか気楽に書こうかと思ってたのに、サークル配置図を見て完全に凹んだ。
……どうして、オフセットを作ったことのない、この弱小サークルが、
壁サークルに配置されることになったんだろう……。
何らかの間違いじゃないかと、サークル当落選検索を二度かけて、
二度サークル情報登録しなおしちまったよ。

でも間違いじゃなかった……どうしよう。

確かにウチは配布数が多い。冬コミは90冊以上配布したさ。
でも無料配布本をあわせての冊数なわけです。
無料配布のお試し本が30冊以上でてて、それを加算したらその数になっただけなのに。
ちゃんと売れたのは60冊弱ぐらいなもんじゃないか。
しかも自家印刷だよ?

夏コミ当日、壁でじ~っと大手に囲まれて、売れずにぼんやり過ごすんだろうか?
どうしよう、今からすごく不安だ。
お願いだ、誰か嘘だといってぇ……(T_T)

運動不足解消なるか!?

日曜日に、気になっていたWiiFitを購入。まずはBMI値を量る。
……太りすぎだってのは、とっくに分かっていたさ。
で初日は物珍しく色々やってみた。

そして昨晩、トレーニングをすることにした。
まずトレーニングの基本、有酸素運動から始めてみる。
ジョギング、踏み台運動、あとひたすら腰を振るフラフープとか。

女性の皆さん、深夜にやるとしても、ブラを忘れてはいけません。
ひどい目に合います。

でゲームにもかかわらず、汗ダクダクになって息を切らせたところで、
ヨガをやりました。痛いわふらつくわ……体中が、ぼきぼきだ……(T_T)

一回のレッスンで、約30分。これぐらいなら何とか健康診断まで続けられそうだ。
……多分。
それにしても400gも落ちる運動不足の女は、私ぐらいだろう。
一体この短時間で、何が400gも出て行ったんだろう。謎。

ちなみに体のバランスを整えるバランス運動は、ヨガのあとには向きません。
すでに膝がガクブル状態で、重心なんて変えられやしねぇ……(T_T)

前にWiiスポーツをやっていて、野球をやるのに知らない初期セッティングされているキャラじゃ
面白くないなと思って、自分のキャラを野球やるのに丁度いいよう、自分を含めて9人作った。
WiiFitをやり始めたら、そのキャラたちがワラワラ出てくる……。
フラフープの輪をエドが投げてくれたり(しかも、フィニッシュ後、楽しげに腰振ってる!!)
踏み台ダンスで隣でアンナ踊ってるし(ニコニコして楽しそう)
マラソンでゴールすれば、リッツが祝福してくれたよ(^^;)
でも、何より悔しいのは、ジョギングしているとき、無表情に私を追い抜いていくフランツ!
奴にだけは抜かれたくない! と必死で走って、Wiiに「ペースを守りましょう」と注意されたり。
……何故だろう、フランツに運動で劣るのは、とっても嫌だ(^^;)


本日の読書

エラリー・クイーンの冒険/エラリー・クイーン

eqbouken.jpg


短編集・収録作品/全10本

アフリカ旅商人の冒険/首つりアクロバットの冒険/1ペニー黒切手の冒険/ヒゲのある女の冒険/三人のびっこの男の冒険/見えない恋人の冒険/チークの煙草入れの冒険/双頭の犬の冒険/ガラスの丸天井付き時計の冒険/七匹の黒猫の冒険

有名なお話尽くし。
前にJETさんの漫画でこの中の数本を読んだことがあったのだけど、やっぱり原作の方がミステリの作りと、エラリーの論理的思考が面白い。面白かったのは『首つり……』『ガラスの……』『七匹の……』かな。
首つりアクロバットの冒険では、1920年代のサーカスの様子が事細かに書かれていて、興行という物に興味があるからあれこれ興味津々な感じ。しかも目の前にある当然のトリックに至るまでのミスディレクトが、なるほどと思わせる。ストーリーの怪しさ的にいい感じ。江戸川乱歩っぽいから好きなのかも? あ、クイーンが元祖か。
ガラスの丸天井付き時計の冒険は、してやられた。考えてみれば至極当然の結末で、奇抜なダイイングメッセージ慣れした読者に対する挑戦かな。冒頭でエラリーが「あまりにも簡単」な事件だと言い切っているのだけれど、それでも色々物的証拠に引きずられてしまう。結論を聞けば、確かにねぇって納得するんだけどさ。
七匹の黒猫の冒険は、珍しくエラリーではなく、ペットショップの店員、マリィ・カーレイの視点で描かれるところがあって、マリィの困惑と、スリルを味わえる変わり種かも。全ての推理が警察を前に安全に、しかもスマートに行われるのに、犯人が分かっていながら待ち伏せして、エラリーと格闘になるところが面白かった。早くパパ・クイーン警視を呼んでおきなよ! とかいいたくなったりして。でもエラリーがこのマリィに心惹かれている部分があるから、いいところを見せたかったのかなと思うと、天下の名探偵も可愛いところがあるじゃんとかほくそ笑んだり。
全体的に、全ての推理材料は出そろっている。あとは当てて見たまえというぐらいに、材料は提示されている。
でも私にはそれを確実に組み立てられないんだけど、読むだけでも面白いからいいことにしよう。な?(頭の悪い自分を慰めてみた)
プロフィール

さかもとまさのり

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